有名怪談

鉄板・王道の怪談、殿堂入りとされる話

第4夜・猿夢

学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。でも皆は面白がるだけでした。所詮は夢だからです。 それから4年間が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。そしてある晩、急に始まったのです。

第3夜・八尺様

「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」と言っても「へぇ~」くらいしか言わなかったけど、「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。いや、本当にぴたりと止った。

第2夜・裏S区

写真を置くと写真の顔が変形するんだよ、それを見るのが耐えれないほどの奇怪なモノだから、この地域ではこういうやり方でやるんだ。名前の書いた紙をびっしり貼ってるのはコイツはAだ。××××ではないんだ、っていう証なんだ ──

第1夜・コトリバコ

俺は怒ってますよ。俺の父もね。ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、相当酷な話だというのも分かります。逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった ──
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